31日の国際親善試合でイングランド代表と対戦するイタリア代表が、ミランDFイニャツィオ・アバーテを追加招集した。

　28日のEURO2016予選でブルガリアと2-2で引き分けたイタリア。この一戦を欠場したフィオレンティーナDFマヌエル・パスクアルに続き、ブルガリア戦に出場したトリノDFマッテオ・ダルミアンも負傷したため、アントニオ・コンテ監督はDFダビデ・サントンに続き、アバーテも招集している。

　アバーテはすでにチームに合流しており、29日のトレーニングにも参加した。イタリア代表はこの日からトリノ入りしている。先日のMFクラウディオ・マルキージオの負傷をめぐり、ユベントスファンとコンテ監督の関係悪化が懸念されていたが、イタリアメディアは同監督がトリノで歓迎されたと報じている。

　なお、代表に呼ばれなかったゼニト・サンクトペテルブルクDFドメニコ・クリッシトが、『ツイッター』で「ずっと前から疑問符がある」とコメントしたことも注目を集めた。サントンとアバーテが追加招集された一方で、自分が招集されなかったことへの不満ではないかとの見方だ。

　だが、クリッシトはその後、「一つの文で騒動にするなんて。人生はサッカーだけじゃない。僕はサッカー界の誰にも怒っていない」と報道を否定している。