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グアルディオラ、辞任したドクターを擁護も「13回の手術を強いられた」

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 バイエルンは、18日に行われるブンデスリーガ第29節でホッフェンハイムと対戦する。ジョゼップ・グアルディオラ監督は試合に向けた会見で、長年クラブドクターを務めたハンス=ビルヘルム・ミュラー=ボールファールト氏の辞任に言及した。

 バイエルンは15日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグでポルトに1-3と敵地で敗れた。その翌日にミュラー=ボールファールト氏は、スタッフとともに辞任を発表し、敗戦を「不可解な理由でメディカルスタッフのせいにされた」と明かしていた。発表では「信頼関係が崩れた」ことを辞任の理由として挙げている。

 17日の会見でグアルディオラ監督は、「彼がそう決断した。私は彼のことをものすごくリスペクトしている。その決断を尊重する。それだけだ」とコメント。その一方で、ポルト戦を次のように振り返っている。ドイツ『AZ』が会見の模様を伝えた。

「(ポルトに)敗れたのはペップの責任だ。ポルトのピッチで起きたことはすべて私の責任だよ。火曜日に、我々にもう一つのチャンスが与えられるが、もちろん勝利を目指す。だが、まず週末にはホッフェンハイム戦がある」

 チームの負傷者状況については次のように続けている。

「(選手たちは)過去に13回の手術を受けている。多くの筋肉系の問題があった。この2年間いつも同じような問題が続いてきた。嘆いても仕方がない。我々は続けなければいけないからね。私は監督だ。ピッチ上で起きることは私の責任だ」

「選手のケガは、ドクターの責任ではない。それは起き得ることなんだ」

 負傷していない選手を「私のヒーローたち」と形容する指揮官。彼らへの信頼を強調しつつも、「常に勝つことはできない。負けることだってあるよ」と認めた。

「(アリエン・)ロッベン、(フランク・)リベリ、(ダビド・)アラバ、(ハビ・)マルティネスを欠いている。2年で13回の手術。運が悪いね。それでも我々は現在10ポイント差で首位につけているんだ。それにDFBポカールでは2つのファイナルを経験している」

「ただ、CL全試合で3-0の勝利ができるとは考えてはいけない。我々が置かれている状況から、そうするのはクレイジーだよ。できる限りのベストを尽くさなければいけない。嘆いている時間はない」

 ホッフェンハイム戦では、復帰したばかりのDFフィリップ・ラームが胃腸炎で欠場することが分かった。MFマリオ・ゲッツェは打撲のダメージがあるが、軽傷を抱えるMFシャビ・アロンソと同様、週末の試合はプレーできるようだ。

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