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アーセナルFWオリビエ・ジル「僕たちはやり方を変えるつもりはない」

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 かつてアーセナルは、「ワン・ニル・アーセナル」と呼ばれていた。「ワン・ニル」とは、1-0のスコアを表す言葉で、『ガナーズ(砲撃手)』という愛称ながら、1点取ったら守り抜くサッカーをしていた当時のアーセナルを揶揄したものだった。

 時代は変わった。26日に行われたチェルシーとの頂上決戦では、アーセナルファンが「退屈な、退屈なチェルシー!」とチャントを歌い、0-0で勝ち点1を持ち帰った首位チームを『口撃』した。アーセナルのFWオリビエ・ジルは、対戦相手の戦い方を認めつつ、自分たちはやり方を変えないことを強調した。試合後のコメントを英『ミラー』が伝えている。

「彼らが僕たちと同じサッカーをしていないという意見は、おそらく正しい。でも、僕たちはやり方を変えるつもりはないし、彼らもまたやり方を変えないだろう。彼らは自分たちのやり方に満足しているし、それでチャンピオンになったとしたら、何も言うことはできないさ」

 アーセナルとチェルシーは、ともに5試合を残している。しかし、「タイトル争いはもう終わったと思うよ。正直に言えばね」と、ジルは言い、両チームの間にある勝ち点10の差を埋めることは難しいという見解を述べた。

「チェルシーは、あと1回勝つか、もしかしたら1回引き分けるだけでも優勝することができる。だから正直に話すとしよう。残り5試合で、2位までの勝ち点差が10もあるのだから」と言い、「ケガ人の数を減らして、戦力を維持してと、1人か2人の新しい選手を加えれば、素晴らしいシーズンを送れるだろう。断言はできないけどね」と、来シーズンのタイトル争いに言及した。

 そして「まずは、このシーズンを2位で終わらせないといけない。さらにFA杯を優勝すれば、素晴らしいシーズンになるはずだ。まだまだ自分たちは成長できると思っているし、僕がアーセナルと契約してからずっと僕らは成長してきた。そのことを誇りに思っているし、喜ばしく感じているよ。この調子で続けていきたい。この最高の選手たちとチームスピリットがあるかぎり、タイトルレースに参戦できるのは間違いない」と、自分たちの戦い方を貫き、タイトルを目指したい意向を強く示した。


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