[5.2 スイス・スーパーリーグ第31節 バーゼル2-1グラスホッパー・クラブ]

　スイス・スーパーリーグは2日、第31節を行った。FW柿谷曜一朗の所属するバーゼルはホームでグラスホッパー・クラブと対戦し、2-1で勝利した。柿谷は2試合連続でベンチメンバーから外れている。

　バーゼルは前半20分に決定機。DFファビアン・シェアが右サイドからゴール前に放り込んだボールをFWマルコ・シュトレラーが頭で折り返す。これをフリーでMFルーカ・ズッフィが右足で合わせたが、ゴール上に大きく外してしまう。同32分には左クロスからMFダビデ・カラが折り返したボールをMFマティアス・デルガドが合わせたが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

　バーゼルは再三の攻撃も得点を奪えずにいると、前半アディショナルタイムに左クロスからFWヨリク・ラベにヘディングシュートを決められ、0-1で前半を終えた。

　後半開始からバーゼルは得点ランキングトップのFWシュケルツェン・ガシを投入し、攻勢を強めると、開始1分に決定機を迎える。相手GKがPA右でボール処理を誤り、詰めていたシュトレラーがボールを奪って、角度のないところから右足シュート。威力はなかったが枠を捉えたボールは懸命に戻った相手DFに掻き出され、同点とはならなかった。

　それでもバーゼルは後半10分、左クロスは相手DFにカットされるが、こぼれ球を拾ったMFモハメド・エルネニーがゴール正面から右足を振り抜く。これが相手に当たってコースが変わり、GKの逆を突いて同点。さらに同14分、DFワルテル・サムエルの左クロスをファーサイドのカラが角度のないところから右足ボレーを決めて、2-1と一気に逆転に成功した。

　攻撃の手を緩めないバーゼルはシュトレラーに代えてFWドナルド・エンボロを投入するなど果敢に追加点を狙うもゴールネットを揺らすに至らず、2-1のまま試合は終了。バーゼルは2連勝とし、6連覇へ大きく前進した。

---

▼関連リンク
欧州組完全ガイド