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ドログバの説得でチェルシー入り!? アザール「チェルシーに行きたくなかった」

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 チェルシーの10番を背負うMFエデン・アザールは、今季のPFA年間最優秀選手に輝くなど、押しも押されもせぬチームの大黒柱となった。しかし、12-13シーズンにリールから加入する際に、「チェルシーには行きたくなかったんだ」と当時の心境を明かしている。

 英紙『ミラー』によると、アザールがリールに在籍していた当時、チームを率いていたルディ・ガルシア監督(現ローマ監督)は、自伝の中でチェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏から「給与を3倍にする」と電話で約束されたため、アザールの移籍が決まったと明かしていた。

 しかし、アザール本人はこれが真実ではないとしている。「僕はCLに出場したかったから、チェルシーには行きたくなかったんだ。その時のチェルシーはプレミアリーグで6位だったからね」と移籍に前向きではなかったようだ。

 だが、FWディディエ・ドログバの後押しで心が大きく揺らぐことになる。リールでチームメイトだったFWジェルビーニョ(現ローマ。コートジボワール代表)から電話を受けると、電話の先にいたのはドログバだった。ドログバから移籍を薦められたアザールは、「僕の心は揺らいだよ。おそらく彼は世界で最高のストライカーだったからね」と移籍を前向きに捉えるようになる。

 さらに、チェルシーが11-12シーズンのCLを制覇して翌年のCL出場権を獲得したことで移籍を決断。「契約をしないつもりだったけど、チェルシーがCLを制覇したときに移籍を心に決めたんだ。そして、今はその決断にとても満足しているよ」。

 なお、自伝を書いたガルシア監督に対しては、「僕はアブラモビッチ氏とは話をしていないし、なぜガルシア監督がそのようなことを書いたのか分からない」としている。


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