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マインツGM、武藤への興味を認める 「否定できない」

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 マインツのクリスティアン・ハイデルGM(ゼネラルマネジャー)が、FC東京の日本代表FW武藤嘉紀の獲得に興味を抱いていることを認めた。地元のジャーナリストが運営するマインツの情報サイトに対して「彼を知っており、問い合わせたことは否定できない」と明かしている。

 日本ではマインツ行きに近づいていると報道されている武藤。現在、ドイツでもその移籍の可能性が伝えられているところだ。チームの強化部長を兼任するハイデルGMはマインツの地元メディア『nullfunfMixedZone』で武藤について「そのプレーヤーを知っており、問い合わせたことは否定できない」とコンタクトを取ったことを認めている。

 また同GMによると、武藤の争奪戦にはマインツのほか、レバークーゼンなど複数のブンデスリーガクラブが参戦しているという。その一方で、マインツとの交渉がスムーズに進行しているわけではないと強調した。

「我々が彼に関して調査を始めた途端、彼はゴールを量産しているんだ。彼にとっては素晴らしいことだが、我々にとってはあまり良くない」

 ハイデルGMによると、ゴールを決め続けているため、武藤の市場価値が跳ね上がるかもしれないとのこと。FC東京との移籍金交渉への影響を懸念している様子がうかがえる。

 一方、同メディアでは日本人選手の多くをブンデスリーガに導いた代理人のトーマス・クロート氏も現在来日していることが伝えられている。マインツFW岡崎慎司の代理人も務める同氏の来日目的に関してハイデルGMは、同氏は武藤のエージェントではないとしてコメントを控えている。

 クロート氏の目的が武藤のマインツ移籍を実現させるためなのか、ブンデスの他クラブに移籍させるためなのかは定かではない。武藤とは関係なく、ほかの日本人選手の移籍について話し合う目的があった可能性も考えられる。いずれにせよ、今後の武藤の動向から目が離せなくなりそうだ。

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