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2人退場で欧州への切符を失ったミラン、インザーギは判定に不満 「コメントするのが難しい試合」

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 ミランは17日、セリエA第36節でサッスオーロと対戦し、敵地で2-3と敗れた。フィリッポ・インザーギ監督は試合後、判定への不満を表している。

 昨年1月の対戦で4ゴールを献上したFWドメニコ・ベラルディに、この日もハットトリックを許したミラン。指揮官はジャッジに納得がいっていないようだ。

 ミランは13分、GKディエゴ・ロペスがベラルディのシュートをファンブル。ボールがゴールラインを完全に割る前に守護神が抑えたかにも見えたが、審判団は得点を認めた。

 その後、さらにベラルディにゴールを許し、2点を先行されたミランだが、51分までに追いつくことに成功。だが57分、ハンドで2度目の警告を受けたMFジャコモ・ボナベントゥーラが退場となり、数的不利に追いやられる。

 すると78分、ベラルディにハットトリックを許したミランは、長期離脱から復帰したFWステファン・エル・シャーラウィを投入するなどしたが、再度追いつくことはできず。アディショナルタイムにはMFスソが一発退場となり、9人で試合を終えた。ミランはこの敗戦でヨーロッパリーグ出場権獲得の可能性が完全に消滅している。

 インザーギ監督は試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』で次のように語った。

「ベラルディのゴールはなかったし、それが試合を左右した。存在しないゴールでビハインドを背負い、オフサイドだったゴールでリードを広げられた。気落ちしてしまうのは当然だ。追いついてから、ボナベントゥーラが退場になってしまった。最初のイエローカードはなかったし、2枚目も非常に疑わしい。至近距離なら、意図的なハンドではないはずだからね」

「35度という気温のなかで10人になれば、難しいよ。それでもチームは勝利を望んだ。こういう試合についてコメントするのは難しい。残り2試合でどうなるかを見よう」

 シーズン後の退任が既定路線とも言われるインザーギ監督だが、次のように続けている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「私は、今季が終わってほしくないと思っているよ。成長中のチームを見ていたいんだ。私はミランと契約を結んでいる。サッスオーロはかつて私を望んでくれたけど、今はミランだけを考えているんだ。私にはまだやれることがたくさんある。だから、残りたいと思っているよ」


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