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がんを克服し、残留に貢献したグティエレス 「ニューカッスルはトップ10を狙うチーム」

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 ニューカッスルは24日、プレミアリーグ最終節でウエスト・ハムに勝利し、土壇場で残留を決めた。MFホナス・グティエレスが、喜びを爆発させている。

 シーズン途中に監督の交代があったニューカッスルは、後半戦に深刻な不振が続いていた。2月21日のマンチェスター・シティ戦から第37節までに獲得した勝ち点はわずか1。前節はすでに降格が決まっていたQPRに敗れ、降格の可能性がある状況で最終節を迎えた。

 この重要な試合でチームを勝利に導いた一人が、グティエレスだ。昨年、精巣がんの治療で戦列を離れて終盤戦に復帰したアルゼンチン人MFは、85分に残留を決定づける追加点を挙げて、2-0の勝利に貢献している。

 グティエレスは試合後、イギリス『スカイ・スポーツ』でこのように歓喜した。

「正直に言えば、チームはこういった問題を抱える状況にふさわしくない。ニューカッスルは、もっと上を目指すべきチームだね。このクラブはトップ10を狙うチームで、下にいちゃいけないよ」

「2、3か月前は、再びサッカーができるか分からなかった。僕はここにいる。戻ってきた。そして、サッカーを楽しんでいるよ。人生で2度目のチャンスだね。今日のスタジアムにいられたことは最高だったよ」

 苦しいシーズンを戦ったグティレエスとニューカッスル。チームのポテンシャルを考えれば、来シーズンはもっと上を目指せるはずだ。


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