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今季限りで引退のシュトレラーが1G1A! バーゼルが壮絶な打ち合い制す

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[5.29 スイス・スーパーリーグ第36節 バーゼル4-3ザンクト・ガレン]

 スイス・スーパーリーグは29日、各地で最終節を行った。FW柿谷曜一朗が所属するバーゼルはホームでザンクト・ガレンと対戦し、4-3で勝利した。前節、28試合ぶりとなる今季3点目を挙げた柿谷は、ベンチメンバーから外れている。

 今季限りでの現役引退を表明しているバーゼルのFWマルコ・シュトレラー。試合前には引退セレモニーも行われ、バーゼルは6月7日の国内杯決勝に向けても勝って最終戦を終えたいところ。立ち上がりこそ来季のヨーロッパリーグ(EL)出場の可能性を残すザンクト・ガレンに攻め込まれたが、6連覇を達成しているバーゼルが均衡を破った。

 前半17分、味方のパスはズレてしまうが、プレッシャーをかけてシュトレラーが相手DFからボールを奪い、左足でゴールにねじ込んだ。このゴールでシュトレラーはキャリア通算200ゴールを達成した。

 一方、ここまでバーゼル相手に2勝1分と負けていないザンクト・ガレン。先制点は許したが前半30分、左サイドでFKを獲得するとMFマルコ・マティスがヘッドで合わせ、試合を振り出しに戻す。さらに同38分には、遠い距離ではあったがFWダニイェル・アレクシッチが無回転FKを直接決めて、2-1と逆転に成功した。

 1点ビハインドで折り返した後半5分、バーゼルはMFルーカ・ズッフィの左CKをDFワルテル・サムエルが倒れ込みながらヘッドで合わせて、2-2と早々に同点に追いつく。しかし、同9分にバーゼル下部組織出身のMFマルコ・アラトーレにドリブル突破から右シュートを決められて、2-3と再び勝ち越しを許した。

 バーゼルは後半13分に今季ブレイクしたFWドナルド・エンボロを投入。攻勢を強めると同16分に右クロスからエンボロがヘッドで合わせるもオフサイドの判定。逆に同22分にはザンクト・ガレンのMFエベルトンに裏に抜け出され、GKトマーシュ・バツリークと1対1の場面を作らせてしまうが、シュートは枠を外れ、相手のミスに助けられた。

 すると後半33分、縦パスがシュトレラーに入ると丁寧に落とし、ズッフィが右足ミドルをゴール左隅に流し込み、3-3と再び試合を振り出しに戻した。同42分には、オーバーラップしたDFタウラント・ジャカの右クロスをFWアルビアン・アジェティが右足で押し込み、4-3で試合を決めた。

 なお、リーグ最終戦を白星で終えたバーゼルは6月7日に国内杯決勝でシオンと対戦する。


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