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C・ロナウド、マドリーの扱いに不満?スペインメディアが報じる5つの理由

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 FWクリスティアーノ・ロナウドは、所属クラブであるレアル・マドリーに不満を募らせているという。21日付のスペイン『アス』が一面で報じている。

 以前に『マルカ』が伝えていたC・ロナウドのクラブに対する不満だが、『アス』も同様の趣旨を大々的に報じた。同紙曰く、ポルトガル代表FWの不満は5つに大別できるようだ。

 まず一つ目は、マドリーのメディカルスタッフをまとめ上げるヘスス・オルモ氏の存在だ。2年前にフロレンティーノ・ペレス会長の近しい人物の紹介でマドリー入りしたオルモ氏だが、同チームの多数の選手から信頼されていたフィジカルコーチのペドロ・チュエカ氏を2014-15シーズン途中に解雇したり、今夏にもメディカルスタッフの大部分を入れ替えたりするなどして、C・ロナウド以外の選手からも不満が噴出しているとされる。

 二つ目の理由は、その模様がSNSを通じて出回った2月のアトレティコ・マドリー戦(0-4)直後の誕生日パーティーについて。大敗直後に執り行うべきではなかったと議論を巻き起こしたパーティーだが、C・ロナウドはクラブ側が自身を擁護する行動を起こさなかったことに不信感を感じていたという。なおCR7はパーティー直後からメディアの前で話すことを止め、6月5日にはSNSで「僕を放っておいてくれ」というメッセージ動画を公開している。

 三つ目は、良好な関係を築いているGKイケル・カシージャス、DFセルヒオ・ラモスに対するマドリーの扱いだ。カシージャスはクラブ首脳陣のマンチェスター・ユナイテッドGKダビド・デ・ヘア獲得の動きにより間接的に退団を促され、S・ラモスは契約延長交渉が難航している状況だが、C・ロナウドにとってはどちらも納得がいかないことのようで、将来的に自身も同様の扱いを受けることを危惧しているという。

 四つ目と五つ目は、クラブとの意思疎通の不備とラファエル・ベニテス新監督のMFガレス・ベイルの試合視察について。『マルカ』や『アス』はマドリーがC・ロナウドを9番のポジションでプレーすることを希望していることを報じてきたが、同選手はその考えをメディアを通じて知ったことに驚きを覚えたという。またベニテス監督がベイルのウェールズ代表戦を視察して同選手と会話を交わし、一方で自身と接触しなかったことに疑問を感じているようだ。

 ペレス会長がその重要性を何度も繰り返して説いてきた“エコシステム”において、チーム最高額の年俸1700万ユーロを受け取って頂点に君臨するC・ロナウド。しかしながら選手本人は、マドリーの自身に対する敬意が欠けていると見なし、危機感を募らせ始めたのかもしれない。

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