セビージャへの移籍が噂されるドルトムントのイタリア代表FWチーロ・インモービレだが、アジアツアーでの“素行”がドイツで報じられている。独「ビルト」はインモービレが空港で孤立している様子の写真を載せると、「早くもドルトムントから遠ざかるイタリア人ストライカー」と記事を掲載した。

　アジアツアー中のドルトムント。羽田空港からシンガポールへ移動する際、搭乗時間まで約45分の空き時間があったという。その間、インモービレはチームから約50mも離れた場所に座ると、イヤホンを耳にし、黙って携帯電話をいじっていたようだ。

　同誌は通訳であるマッシモ氏が不在だったため、インモービレが“無言”だった可能性はあると報じながらも「ツアー中のインモービレは苛立ちを隠せなかった」と報じている。

　同誌によると、DFマッツ・フンメルスやFWピエール・エメリク・オーバメヤン、MF丸岡満が参加した横浜市内のイベントにインモービレも参加する予定だったが、寝坊したために欠席。同日に行われた川崎フロンターレとの親善試合では出番がなかったが、その理由は試合直前のウォーミングアップで負傷していたためだという。

　2013-14シーズンにはトリノで自身初のセリエA得点王となる活躍をみせたインモービレ。2014年6月にドルトムントへ加入した。しかし、初のブンデスリーガでは思うような結果は残せず。2014-15シーズンは24試合に出場すると3得点。先発したのは9試合だけだった。

　セビージャはインモービレを獲得するため、ドルトムントへ1200万ユーロ(約16億円)のオファーを提示しているというが、ドルトムントは不十分だとしている。セビージャのラモン・ロドリゲスSDは「我々はストライカーの補強に動いており、何名かの選手と交渉する準備がある」と語るに留めている。

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●2015-16シーズン欧州移籍情報