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マドリー、「新」主将S・ラモスを売却せず…カシージャス移籍で状況一変か

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 レアル・マドリーは、この夏DFセルヒオ・ラモスを売却することを考慮していないようだ。スペイン『マルカ』が報じた。

 マドリーは11日、GKイケル・カシージャスポルト移籍を発表した。トップチームで16シーズンを過ごした伝説的な守護神が去り、クラブはS・ラモスがオーストラリアから始まるプレシーズンで新たな主将として今まで以上にリーダーシップを発揮し選手たちを団結させることを期待しているとみられる。

 マンチェスター・ユナイテッドからの関心が取りざたされ、年俸1100万ユーロ(約14億円)のオファーを提示されたと伝えられるS・ラモス。昨年から行われているマドリーとの契約延長交渉はいまだ解決を見ず、フロレンティーノ・ペレス会長との関係も“冷戦状態”が続いている模様だ。だが、両者はシーズン開幕までに関係を修復させなければならない。

 ペレス会長は13日の公式会見で「マドリーとの契約がある選手たちがいる。契約のある選手が出て行くのは、選手が移籍を希望する場合のみだ。契約を残しながらクラブを去る選手もいれば、我々が出て行くこと認めない選手もいる」と述べた。具体名こそ出さなかったが、この発言でS・ラモスの移籍に釘を刺している。

 ペレス会長は、オーストラリア・中国と回るアジアツアーの中でS・ラモスと話し合い場を設け、問題を解決しなければならないだろう。また、2015-16シーズンから指揮を執るラファエル・ベニテス監督もS・ラモスが残留を決断するように説得する必要性に迫られている。

[写真]笑顔でペレス会長と抱き合うS・ラモス

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