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レアルとのデ・ヘア交渉に辟易するマンU「突然何も言ってこなくなった」

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 GKダビド・デ・ヘアをめぐるマンチェスター・ユナイテッドレアル・マドリーの交渉は停滞している。スペイン紙『マルカ』の報道によると、ユナイテッド側はレアル側の態度に辟易としているようだ。

 ユナイテッド関係者は、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長が自身のことを“サッカー界の勝者”だと考えており、より良い条件で獲得できるようにわざと交渉を遅延させていると指摘している。

「なぜレアル・マドリー側が支払いたがらないのか分からない。もし本当にデ・ヘアが欲しいのであれば、提示された金額を支払うべきだ。しかし突然、彼らは何も言ってこなくなった」

 ユナイテッド関係者は『マルカ』の取材にそう明かし、「ユナイテッド側はデ・ヘアがレアル・マドリーでプレーする良い機会だと思っているし、彼が望むのであれば(移籍を)止めることはできない。しかし、どんな金額でもいいというわけではない」と力説する。

 ユナイテッドはレアルに移籍金4000万ユーロ(約54億円)の支払い、もしくはDFセルヒオ・ラモスとGKケイラー・ナバスの譲渡を要求しているとされる。ユナイテッド側にその条件を譲るつもりはなく、一方のレアル側にもラモスを放出する意思はなく、適切な移籍金でなければ、ユナイテッドとの契約が満了となる来夏にフリーで獲得する考えもあるようだ。

「移籍市場は始まっているが、だれが来シーズンのゴールを守るのかはまだ決まっていない状態だ。ベストなのは、できる限り早く交渉をまとめることだ。どちらのチームにとっても、だれがキーパーになるかが分かれば、選手たちも落ち着いてプレーできるようになる」

 デ・ヘアは25日に行われたインターナショナルチャンピオンズ杯・バルセロナ戦に先発。ユナイテッドで今季初出場を果たすと、後半17分までゴールを守り、無失点に抑えている。

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