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セリエ、開幕前から解任騒動 EL予選大敗のサンプ

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 サンプドリアのワルテル・ゼンガ監督の進退が早くも騒がれている。イタリア複数メディアが報じた。

 サンプドリアは30日、ヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦ファーストレグで、ボイボディナに0-4とまさかの大敗を喫した。セカンドレグは1週間後に行われるが、逆転でのラウンド突破は現実的に厳しいと言える状況だ。

 ライバルのジェノアが手続きの不備でUEFAライセンスを取得できず、「タナボタ」の形で手に入れたELの予選で格下相手に大敗したことで、サポーターはゼンガ監督やチームにブーイングを飛ばしている。

 落胆の黒星に、クラブも動揺している。早くもゼンガ監督のクビが危ういとの報道が飛び交い、マッシモ・フェレーロ会長やカルロ・オスティSD(スポーツディレクター)が弁護士と緊急ミーティングを行った。

 イタリアメディアによると、さすがに1試合での解任はないもよう。フェレーロ会長はミーティング後、「ゼンガは安心して眠ることができる」と、現時点での解任がないと明かした。

 だが、今後もゼンガ監督の立場が安泰かどうかは、セカンドレグでのチームの戦いぶりによるようだ。一部メディアは、ビンチェンツォ・モンテッラ、ロベルト・ドナドーニ、チェーザレ・プランデッリといった後任候補の名前もすでに報じている。

 一方、フェレーロ会長は「必要なら補強する」とも述べており、以前から噂されるFWアントニオ・カッサーノの獲得も注目される。同選手の獲得にはゼンガ監督が懐疑的な見解を示していたが、今回の大敗で、クラブは指揮官の意向より戦力アップを保証する選手の獲得を優先するかもしれない。

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