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ラージョSD、中国代表FW獲得に不満を吐露したP・ヘメスに反論

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 ラージョ・バジェカーノのフェリペ・ミニャンブレスSD(スポーツディレクター)は、パコ・ヘメス監督が補強に関して不満を示した発言に反論している。

 ラージョは今夏、北京国安から中国代表FWチャン・チェンドンを獲得した。この補強は、中国企業の銭宝(Qbao.com)とのスポンサー契約により成立したとされている。

 P・ヘメス監督は先日スペインメディアのインタビューで「私にとってはショックな出来事だった。彼が選手として良いか悪いかという問題ではない。スポンサーの押し付けで獲得することになったんだよ」とクラブの補強方針に納得していない旨を主張していた。

 ミニャンブレスSDは、P・ヘメス監督のコメントが正しいものではないとしながら、自身の考えを述べている。スペイン『アス』がコメントを伝えた。

「私とパコの関係は良好だよ。好ましくない面もあるが、それは彼のスタイルだからね。彼は中国人選手の獲得を2年前から知っていたはずだ。彼の表現方法には立ち入らない。彼には彼の方法があり、私には私のやり方がある。しかし、私は嘘が嫌いだ。だから昨日彼と話をした」

「我々はクラブ内で団結を求めている。クラブ外からは邪魔が入るものだからね。我々は0-5で敗戦しても、まずパコと抱擁を交わす。パコはメディアで問題をつくる。私はそれが好きではない。私は真実ではない情報が出され、そのことに影響されるので不快だと感じる」

 ミニャンブレスSDは、自らの目で確かめてチャン・チェンドン獲得を決めたことを強調している。

「選手を選ぶのは私だ。これまでも獲得した90%の選手もそうだった。誰も私に選手の獲得を押し付けない。それをやるのは私だ。スポンサーには感謝したい。私が知っている選手を選び、私がスポンサーに獲得を望むと伝えた。昨年は獲得が実現しなかった。今年は困難な中でそれが実現した」

「そうでなければ、誰も獲得しなかった。チャンはクラブの一員になった。起用するかどうかはパコが決める。その監督の仕事には誰も介入しない。私はそれほど話すタイプではないが、常に明確でありたい。チャンは落ち着いているよ。しかし、彼にとって難しかったはずだ」

 また、P・ヘメス監督が獲得を知ったのはいつかを尋ねられると、こう答えた。

「私が中国からスペインに戻ったときだ。2年前だよ。パコはすでにチャンが来ると知っていた。そのときには反対意見を示さなかった」

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