マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が、補強についての考えを語った。ストライカー獲得の必要性が指摘されているが、指揮官自身はそうした考えは持っていないという。

　ユナイテッドは今夏にFWロビン・ファン・ペルシーがフェネルバフチェに移籍し、FWラダメル・ファルカオのレンタル契約も満了した。8日に行われたプレミアリーグ開幕戦、トッテナム戦は1-0で勝利したものの、得点は相手のオウンゴールで、しかも記録上の枠内シュートは、その1本だけだった。

　そうしたこともあり、ストライカー補強に関する議論が再燃している。だがファン・ハール監督は試合後、ストライカーの補強について問われると、次のように語った。

「ストライカーに関しての議論は、メディアがやっていることだ。ストライカーならウェイン・ルーニーがいるし、ハビエル・エルナンデス、アドナン・ヤヌザイ、ジェームス・ウィルソンもいる」

　とはいえ、この顔ぶれで今季を戦うというつもりでもないようだ。能力次第では獲得に動くことを示唆し、さらにメディアを牽制した。

「ストライカー獲得は、私の特別な目的ではない。ただし、より多くの能力、現在いる選手よりも多くの能力を持つ選手なら、我々は獲得する。でもそれは、以前からやってきたことだ。私は以前からそう言っているが、あなた方(メディア)は記事にしない。我々にはルーニーがいると以前にも言った。あなた方は、ルーニーがストライカーとしてプレーすべきだと言っていたじゃないか」

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