beacon

30人以上をレンタルに出したチェルシー 「悪い選手を獲得しているわけではない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 チェルシーのマイケル・エメナロTD(テクニカルディレクター)は、クラブが多くの所属選手を抱えながらもレンタルに出していることについて、クラブとしての考え方を説明している。

 この夏の移籍市場では、チェルシーから合計30名以上の選手が他クラブへとレンタルに出された。大半は若手選手だが、中にはフアン・クアドラード(ユベントス=写真)やモハメド・サラー(ローマ)、ビクター・モーゼス(ウェスト・ハム)などトップチーム級の選手らも含まれている。

 必要以上の多くの選手を抱えることに対してアンフェアだとの声もある中で、エメナロTDはクラブの方針について『チェルシーTV』で次のように話している。

「難しい仕事ではあるが、ビッグクラブとして喜んで受け入れている。正しい時期に正しい選手たちがチームにいるようにして、成功とのバランスを取らなければならない」

「ちょうどビクターのように、成長が終わってはいないがチームに置いておきたいというような選手もいる。だが、彼が到達できると我々が考えるレベルに達するためにはもっとプレーすることが必要だ」

 クアドラードは1月に大きな期待とともにフィオレンティーナから加入したが、チェルシーで力を発揮することはできずユベントスにレンタルされた。元日のトッテナム戦に3-5の敗戦を喫したことが影響したとエメナロTDは語る。

「タイミングがベストではないこともある。たとえば、クアドラードを獲得したのはスパーズとの非常に難しい試合の直後だった。その後はシーズンの最後まで戦略を変更しなければならなくなり、彼を獲得した理由とは一致しないものとなった」

「彼にとってはここを出て、自信を取り戻した方が良いと感じた。単に普通のチームに行ったわけではなく、行き先はユベントスだ。そういった選手たちがトップクラブに行けば、我々が悪い選手を獲得しているわけではないと証明してくれるだろう。昨シーズンのサラーがそうだったようにね」

●プレミアリーグ2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP