昨季セリエAで8位に終わったインテルは、今季は一転して開幕から好調だ。いまや優勝候補と評価されるようになっているが、クラブ首脳は慎重な姿勢を崩していない。

　インテルは開幕戦でアタランタを下すと、3節ではミランとのダービーマッチを制し、4節まで4連勝を飾って首位に立っている。しかしハビエル・サネッティ副会長はイタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューで、まだシーズンが序盤であることを強調した。

「今季のインテルの目標は、ヨーロッパの舞台に戻ることだ。それは現在も変わっていない。より多くのものを獲得できるのなら、もちろんうれしいよ。素晴らしいスタートを切ったが、シーズンは長く、とても難しい。タイトルを争う相手との試合が、まだ数多く残っているからね」

　一方でサネッティ副会長は現在のチームに、大きなポテンシャルがあると考えている。特に新加入選手の働きに、大いに満足しているようだ。

「我々は大変な時期が来たときに、準備ができていることを示す必要がある。現在のチームには、インテルのユニフォームを着る意味を理解している、多くの新しい選手がいるね。私はジョアン・ミランダ、ジェイソン・ムリージョのことが気に入っているし、ガリー・メデルはフェリペ・メロも良い働きをしてくれている」

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