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大一番を前に冷静なグアルディオラ 「何かが決まる試合ではない」

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 バイエルンは4日、ブンデスリーガ第8節でホームにドルトムントをホームに迎える。ジョゼップ・グアルディオラ監督は、重要なゲームであることを認めながらも、この試合でタイトルは決まらないと強調した。

 リーグ戦7戦全勝のバイエルンと、5連勝の後2連続引き分け中のドルトムントは、勝ち点4の差がついている。バイエルンが直接対決に勝てば、両者の勝ち点差は7ポイントだ。

 ドルトムント戦に向けた会見で、グアルディオラ監督がこのように話した。ドイツ『TZ』が伝えている。

「これが優勝が懸かったファイナル? ファイナルなんかじゃない。勝ち点3が懸かった試合というだけだ。この試合が終わっても、何かが決まるわけじゃない。まだ10月だよ」

「ドルトムントは非常に良いプレーを見せている。サイドバックでピッチの幅を生かしたプレーをしてくるね。昨シーズンとの一番の違いは、中盤にテクニシャンがそろっていることだ。ヴァイグル、ギュンドアン、香川、ホフマン、ムヒタリャンといった選手たちだね。彼らは素晴らしいチームだ。私のチームも、彼らがいかに優れているかを知っている」

 グアルディオラ監督は、特に1860ミュンヘンからやってきたMFユリアン・バイグルに注目している。

「彼はそのポジションをこなすのに必要なあらゆる要素を持っている。ヨシュア・キミヒをドイツ代表に勧めたが、ヴァイグルも高いクオリティーの持ち主だ。彼らは2人とも賢いし、ポジショニングのミスがない。ヴァイグルはドルトムントにとって、とても重要だね。彼がいないと、ドルトムントのプレーはそれほど良くない」

 バイエルンでは、直近3試合で10ゴールを決めているFWロベルト・レバンドフスキに注目が集まる。

「ドグラス・コスも好調で、ジェローム・ボアテング、マリオ・ゲッツェらもそうだね。みんながお互いを助け合うことが最も重要だ。もちろん、レワンドフスキの成し遂げたようなことがあれば我々もうれしい。ただ、彼もチームメートがいなければゴールを決めることはできないんだ」

 ドルトムントでは、FWピエール・エメリク・オーバメヤンが開幕から7戦連続ゴール中だ。

「ものすごく危険な選手だと思う。素晴らしいクオリティーがあり、とんでもないスピードがある。我々の守備は彼を警戒しないとね。彼が裏へのボールに走ったら、止めることはほぼ不可能だ」

 バイエルンが早くも独走態勢に入るのか。それともドルトムントがブンデスリーガを盛り上げるのか。「何かが決まる試合じゃない」としても、重要な一戦であることは間違いない。

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