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不振ミラン、サポーターの怒りの矛先はクラブか

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 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は5日、ミランのサポーターが不振の理由について、責任はクラブにあると考えていると報じた。

 ミランは4日のセリエA第7節で、ナポリにホームで0-4と完敗した。勝ち点9のミランは11位と中位に甘んじており、失点は13とリーグワースト2位の数字だ。

 ナポリ戦での無様な姿に、サポーターは怒りをあらわにした。4点目を許すと多くの観客がスタジアムを後にし、残ったウルトラスは「恥知らず」「仕事しろ」とチームを批判。アドリアーノ・ガッリアーニCEOは、後半途中に席を離れ、ドレッシングルームで試合を観戦するはめになった。

 シニシャ・ミハイロビッチ監督は試合後、辞任は考えていないと強調した。だが、当然落胆していることが予想されるシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長が、同監督に疑問を持ち始めているとの報道も浮上している。

 実際、ミハイロビッチ監督の戦術や人選、采配を批判する声もある。だが、サポーターは指揮官よりも、そしてピッチで戦う選手たちよりも、クラブの責任が重いとみているようだ。

 『ガゼッタ』電子版は「ミラン危機の責任は誰に?」とアンケートを実施。「クラブ」「監督」「選手たち」と3つの回答を用意した。そして5日夜の時点で、約18000の回答のうち、「クラブ」と答えたサポーターは82.5%。「選手たち」が10.5%と続き、「監督」は7.0%だった。

 今季はFWカルロス・バッカやMFアンドレア・ベルトラッチ、DFアレッシオ・ロマニョーリの獲得に大金を投じたミランだが、サポーターは現場よりも首脳陣により責任があるとみているようだ。

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