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フランス戦を振り返るボアテング「爆破予告があったので戸惑った」

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 ドイツ代表DFジェローム・ボアテングは13日にスタッド・ドゥ・フランスで行われた親善試合、フランス対ドイツを振り返った。ドイツ『キッカー』に対し、プレー中にスタジアムにも響き渡った爆発音に戸惑ったと語っている。

 ボアテングはフランス戦で、3バック中央のCBとして先発出場。ひざに違和感を覚えていたため、前半のみ出場している。前半の17分、20分には大きな爆発音が聞こえたことについて、こう振り返った。

「最初の爆発音のときにはスタンドの方を見た。でも煙も何もなかったんだ。その日はホテルで爆破予告があったので、かなり戸惑ったよ。2度目の爆発音が聞こえたとき、一体何があったのか知りたかった」

「ハーフタイムに携帯を見たら、何が起きたのか分かったんだ。家族や友人たちが僕にメッセージを送ったからね」

 両チームの一部のスタッフを除いてパリ市内の状況は知らされず、試合はそのまま続行されたが、ボアテングはハーフタイム中にも「誰も知らされなかったので、いつも通りだった」と話す。また試合後の雰囲気については、次のように語った。

「みんな電話していたね。いろいろなことを考えてしまうので、眠れなかったよ。僕の友人たちはスタジアムにいたし、知り合いも街に滞在していた。みんな無事だったけど、僕の友人の友人は妻と姉妹を失ったそうだ。どれほど身近なことなのか思い知らされたよ」

「このような状況で、サッカーはまったく大事ではないんだ。『サッカーは僕の人生』と、いつも語っていたとしてもね」
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