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大統領命令は試合時間をも変える モーリタニア・スーパーカップ決勝は25分を残してPK戦へ

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 サッカー史上、ここまで身勝手な試合終了があっただろうか。

 悪天候や暴動、スタジアムのトラブル…さまざまな理由でサッカーの試合は中断されてきた。だが、アフリカのモーリタニアで開催された同国のスーパーカップでは、大統領の一存で試合が67分で打ち切られ、PK戦で決着をつけることになっている。

 事件が起きたのは、先月末に開催されたテフラフ・ゼイナ対ラクスルのスーパーカップ。この試合に、ムハンマド・アブドゥルアジーズ大統領が観戦に来た。ハーフタイムに到着したという一国のトップは、1-1で迎えた67分に驚きの大統領命令を下す。忙しいことを理由に、即座にPK戦で決着をつけることを命じたのだ。

 どうやら大統領はあまりサッカーが好きではないようで、飽きてしまったのかもしれない。PK戦で勝利したゼイナにトロフィーを手渡した大統領は、早々と仕事を終えた。

 試合後、モーリタニアサッカー連盟の会長は、「両チームが受け入れたということは、いかなる法律にも触れていないということだ」とコメント。大統領命令は絶対ということだろうか――。
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