中国クラブが、ミランFWルイス・アドリアーノを“爆買い”する可能性があるようだ。クラブも同選手が移籍交渉中であることを認めている。

　13日に行われるコッパ・イタリアのカルピ戦のメンバーに、L・アドリアーノは入らなかった。クラブは『ミラン・チャンネル』で、「移籍交渉中であるため」と事情を説明している。

　L・アドリアーノは、昨夏にシャフタール・ドネツクから加入したばかり。確かにセリエAではここまで18試合に出場して3得点にとどまっているが、クラブは今後に期待するよりも目の前の高額の移籍金を選んだようだ。

　イタリアでの報道によると、ミランが交渉しているのは中国クラブである可能性がある。『スカイ・スポーツ』は、交渉相手は北京国安であるとしている。同クラブの新監督候補には、元日本代表監督アルベルト・ザッケローニ氏の名前も挙がっている。

　同選手の代理人のジウマール・ベロス氏は、中国に移籍する可能性を否定していない。イタリアメディアは北京国安のほか、江蘇蘇寧や河北華夏に行く可能性も指摘している。

　移籍金は1300万ユーロ(約16億5900万円)から1500万ユーロ(約19億1500万円)に上るとみられている。ミランにとっては獲得時の800万ユーロ(約10億円)を大きく上回る金額を手に入れることになりそうで、良いビジネスだと判断したようだ。

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