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またもD・コスタに苦杯をなめさせられたベンゲル 「彼はクレバー」

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 アーセナルアーセン・ベンゲル監督は、24日のプレミアリーグ第23節チェルシー戦で、DFペア・メルテザッカーを退場に追いやったチェルシーFWジエゴ・コスタを「クレバー」と称した。

 18分、アーセナルは最終ラインの裏をD・コスタに取られ、後方からタックルしたメルテザッカーが一発レッドカードで退場となった。その5分後にD・コスタの先制点を許したアーセナルは、そのまま0-1で黒星。首位レスター・シティに勝ち点3差をつけられている。

 アーセナルは今季前半のチェルシー戦でも、D・コスタとDFローラン・コシールニーの言い争いをきっかけに、DFガブリエウが退場となっている。ベンゲル監督は試合後、イギリス『スカイ・スポーツ』で次のように述べた。

「審判の決定に我々が影響を及ぼすことはできない。D・コスタはウチとの2試合で2選手を退場させたね。だから、彼はクレバーだ」

「(メルテザッカーは)D・コスタに触れたのか? 映像を見てみる必要がある。だが、事実は事実だ。彼を責めることはしない」

 10人となったアーセナルは、数的不利を感じさせない反撃ぶりを見せた。追いつくことはできなかったが、ベンゲル監督はチームの奮闘をたたえている。

「これほどエネルギーを注ぎ、何も得られないのだから、残念だよ。最後まで全力を尽くしたと思う。数的不利だったが、少なくとも1-1であるべきだったと思う。たくさんチャンスをつくった。それらを生かさなければいけなかったね」

 マンチェスター・シティにも勝ち点で並ばれ、3位に転落したアーセナルだが、ベンゲル監督はタイトルレースがまだ長く続くと強調している。

「落胆から精神的なダメージはある。だが、大事なのは精神的なダメージより勝ち点だ。それは変わっていない。(タイトルレースは)多くのチームが絡み、最後の最後までタイトになるはずだ」


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