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解任を考えないG・ネビル 「状況を巻き返すために働くのみ」

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 バレンシアのギャリー・ネビル監督は、9日に行われた公式会見で自身の続投を強調している。

 バレンシアはリーガエスパニョーラで12試合にわたり勝利から見放され、現在13位につけている。G・ネビル監督が采配を振るったのはその内9試合だが、成績は5分4敗と一向に調子が上がらず、準決勝まで進んだコパ・デル・レイにおいてファーストレグでバルセロナに0-7と大敗を喫し、決勝への道のりが厳しくなっている。

 G・ネビル監督は準決勝セカンドレグに向けた前日会見で次のように話している。スペイン『マルカ』がコメントを伝えた。

「私が就任してから、これで30回目の会見だ。今は話すことが求められているわけではない。ファンが望んでいるのは言葉ではない。私自身、自分の言葉を聞くのに疲れてしまったほどだ。私は自分と選手たちを盲目的に信じている」

「今、我々は試合で勝利を収めなければいけない。君たち(報道陣)が私の解任について質問したいのは分かる。だが、私は試合に集中したい。状況を巻き返すために働くこと。それが唯一私にできることだ」

 降格圏内に4ポイントと近づいているバレンシアだが、G・ネビル監督は上位進出だけを考えている。

「チームの自信は失われている。それは疑いようがない。昨シーズン、彼らはこの時期に勝ち点77を獲得していた。今はそれほどの自信はない。しかし、チームは結束している。この2週間のプレーを見れば、1分2敗と結果こそ出ていないものの、多くのチャンスをつくって勝利に近づいていた。勝てなかったのはおかしい、と思えるくらいだ」

「降格は私のプランに入っていない。状況を巻き返せず、イライラしているよ。最終的には勝利が我々の方に転がってくると信じている。フットボールはときに致命的なスポーツだ。まったく何もしなくても『今日は引き分けられた』と言える試合もある。ただ、この3試合はすべて勝利してもおかしくなかった。1分2敗ではなく、3勝だ。ただ、我々は次の試合で勝たなければならない」

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