beacon

勝利も内容に課題を残す香川 「攻撃の工夫が必要」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ドルトムントに所属するMF香川真司は、13日に行われたブンデスリーガ第21節のハノーファー戦にフル出場した。日本代表MFのコメントが、ハノーファーDF酒井宏樹の談話とともにブンデスリーガ公式サイトで紹介されている。

 最下位に低迷するハノーファーを相手に1-0。香川は「難しい試合だった」と認めた。

 実際、対戦相手の酒井は「もったいない。勝ち点1でも獲れていれば…」と悔やみ、「欲を言えば、うまくいけば…、本当にうまくいけば、勝てた試合じゃないかと思います」と試合の印象を語った。「ドルトムントは疲れていましたし、クオリティーはあったけど、(ハノーファーは)今日、みんな気合いが入っていたんで」と振り返っている。

 香川はドルトムントがうまくいかなった理由を一つ挙げ、「流動的ではなかったのかな、という気がします」。チャンスは個の力でつくっている部分が多く、「もう少し、チームとして攻撃の形を出していけなければいけない。今はそういうところが物足りないのかなと思います」と指摘した。

 自身のパフォーマンスを上げるためにも、「工夫が必要」と考えている。

「なかなかうまくボールを受けられていない。チームとしても攻撃に関してはうまくボールを回せていないところがあるので、チームとして、もう一つ工夫が必要になってきます。そういうところで、自分も違いをつくることが必要です」

「ただ、今はボールを受けたときに窮屈になっていることがすごく多い。それが自分のミスにつながっている。今日もイージーなミスがありました。苦し紛れに出す状況もあったので、そういうところで改善していかないといけないです」

 それでも勝ったのはドルトムント。香川は「勝っていることで救われているというか、大事なこと」と、厳しい試合で得た勝ち点3を喜んだ。


●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP