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マラガMFが現在のサッカー界に疑問「サッカーはゴシップ化している。それが恩恵になるのかは…」

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 マラガMFイグナシオ・カマーチョが、商業化するサッカー界に疑問を呈している。

 21日のリーガ・エスパニョーラ第25節、本拠地ラ・ロサレダでのレアル・マドリー戦を前にスペイン『マルカ』のインタビューに応じたカマーチョ。同選手にはマドリーのことについてはもちろん、同チームとバルセロナの比較も求められている。

 だがカマーチョは、そのような質問ばかりされることに疑問がある様子だ。記者に「いつもそういう比較を聞くことになりますよね」と言われ、次のように本音を口にした。

「今のサッカー界はもっとメディアの注目を集め、選手たちはプレーをするだけでなく広告のイメージモデルも務めている。新聞やテレビにおける情報の扱い方も異なるね。それがサッカーにとって恩恵になるのかは分からない。だけど今の報道はマドリーとバルサのことが80%を占める。他クラブのことは簡易的に伝えられ、新聞は1ページしか扱わない」

「テレビ番組ではいつもサッカーに関する議論・言い争いをしていて、また何でもないようなニュースであふれかえっている。そんなことを報道する彼らに、それがサッカーにとって恩恵になっているのかを問わなければならないね。報道で耳にする言葉から、僕にはサッカーがまるでゴシップにでもなったのかのように映るよ」

 カマーチョの指摘はメディアだけにとどまらず、選手の扱い方にも及んだ。それはマラガの前経営陣が報告もなしに、自身の保有権の半分を投資ファンドに売却したことに由来する。

「選手の人生の一部であるサッカーだが、自ら扱うことができない。選手は商品であり、商品というものは自分で何かを決定するわけではないんだ。僕の場合は、特にそうだね」

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