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ジダン効果は幻? ここまでの成績はベニテスとほぼ同じ…違いは得点数と失点数

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 ジネディーヌ・ジダン監督が就任してから上昇気流に乗っているかのように思われたレアル・マドリーだが、成績だけを見ればラファエル・ベニテス前監督とほぼ同じである。

 ベニテス前監督はリーガ開幕節ヒホン戦、第2節ベティス戦、第3節エスパニョール戦、第4節グラナダ戦、第5節ビルバオ戦、第6節マラガ戦までを4勝2分で終えたが、ジダン監督が同じ相手と戦った同リーグ後半戦の第20節から第25節までの成績は同様に4勝2分だった。ベニテス前監督はアウェーでのヒホン戦、ホームでのマラガ戦で引き分け、一方ジダン監督はベティス、マラガとのアウェー戦で勝ち点2を取り損ねている。

 またリーガの前半戦、後半戦最初の6試合にこだわらず、ジダン監督がここまで戦った最初の8試合の成績をベニテス前監督と比較しても、結果は同じ。ジダン監督がリーガ5勝2分、チャンピオンズリーグ(CL)1勝という成績を残しているのに対して、ベニテス前監督の最初の8試合はリーガ4勝2分、CL2勝と、どちらも6勝2分けである。

 ここまで収めた結果で違いがあるとすれば、それは得点数と失点数だ。ジダン監督は26得点6失点、ベニテス前監督は20得点1失点と、両者が攻撃、守備のどちらにプライオリティーを置いているのかがはっきり示される。得失点であれば、ジダン監督が+20、ベニテス前監督が+19と、現指揮官がわずかに上回っている。


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