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レワンドフスキ、独占インタビュー 古巣ドルトムント戦について語る

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 ブンデスリーガ第25節で、バイエルンドルトムントと対戦する。古巣との大一番を前に、『GOAL』はバイエルンFWロベルト・レバンドフスキに独占インタビューを行った。

 ブンデスリーガの風向きが変わりつつあるのかもしれない。首位を快走してきたバイエルンは前節、ホームでマインツに敗れた。2位ドルトムントとの差は勝ち点5に縮まった。

 一時はバイエルンの優勝は揺るぎようがないと思われていた。だが、今回の対戦でドルトムントが勝利すれば、差は2ポイントにまで縮まる。

 レワンドフスキにとっては、さらに難しい試合かもしれない。かつてのホームスタジアムは、レワンドフスキにきつい“歓迎”を用意するだろう。だが、本人はこの試合が楽しみだと語る。

「ドルトムント戦は絶対に楽な試合にはならない。ドルトムントはシーズンを通じて良いプレーをしているし、ヨーロッパリーグでもよくやっている。ドルトムントのスタジアムの雰囲気は最高で、あそこでプレーすることをいつも喜びに感じている」

 この対戦には、もう一つの「頂上対決」がある。ブンデスリーガの得点ランキングで、現在首位に立つのは23得点のレワンドフスキ。だが、2位にはドルトムントFWピエール・エメリク・オーバメヤンが1ゴール差で続いているのだ。

 今回の激突で、大きな鍵を握るのが双方のエースFWだろう。果たして、レワンドフスキはオーバメヤンのことをどう見ているのだろうか。

「彼はすでに昨季、多くのゴールを奪う力があることを示していた。でも、今季の彼には少し驚かされた。ドルトムントの攻撃は本当に良いし、いつでもオーバメヤンに頼ることができる。彼は素晴らしい選手だし、特にスピードがすごい。ボックス内では、少しもスペースを与えてはいけない。さもなければ、得点されてしまうよ」

「彼のスピードは信じられないほどのものだ。最初の10メートルから20メートルでは、捕まえるチャンスはゼロだ。一度走り出してしまったら、もう彼のことは忘れるしかない。オーバメヤンは絶好調であることを毎試合示している」

 もちろん、レワンドフスキは1人で戦うわけではない。特に心強いのが、FWトーマス・ミュラーとのコンビだ。2人の連係に、レワンドフスキも大きな自信を持っている。

「トーマスと僕は、とにかく互いをよく理解しているんだ。一緒にプレーすれば、目をつむっていても理解できる。トーマスは毎秒、僕がピッチのどこに立っているか分かっている。僕にとっても同じことで、トーマスがどこにいるか分かる。僕らは実際、互いのことをよく知っているから、あまりたくさん話をする必要がないんだ」

 いずれにせよ、大事なのは最終結果だ。その点を、レワンドフスキも理解している。

「僕らはまだ、勝ち点5のリードを保っている。一番大事なことは、ブンデスリーガを制することだ」

「シーズン終了はまだ先だ。どうなるかは僕ら次第だし、ペップとの特殊な状況にも懸かっている。さらには、チャンピオンズリーグでも準々決勝に進みたいし、DFBポカールでも決勝に進出したいんだ」

 とはいえ、心躍る一戦なのは間違いない。あらためて、レワンドフスキにドルトムント戦について聞いた。

「前回のドルトムントでの対戦では、僕らが勝った。今回もすごい試合になると思う。でも、最後は勝ち点3をミュンヘンに持ち帰れることを願っている」

 試合は日本時間5日深夜26時30分(6日2時30分)にキックオフされる。

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