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ミラン、前線の駒不足で4-3-3に回帰も? 本田は右ウィングか

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 ミランシニシャ・ミハイロビッチ監督は、勝利を取り戻すために、再びフォーメーションの変更を検討しているようだ。その場合、MF本田圭佑は右ウィングに入るという。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリアメディアが報じている。

 ミランは前節、サッスオーロに敵地で0-2と敗れた。残り10試合でチャンピオンズリーグ出場ラインの3位ローマとは勝ち点9差、ヨーロッパリーグ出場ラインとは同4差だ。欧州の舞台への復帰が最低目標とされるだけに、これ以上勝ち点を落とすことはできない。

 そのなかで痛手なのは、FWエムバイェ・ニアンの負傷離脱だ。復帰時期は公表されていないが、シーズン終盤に間に合うかどうかとみられている。守備での貢献度も高かったニアンが離脱したことで、ミハイロビッチ監督の頭を悩ませているのが、前線の構成だ。

 サッスオーロ戦ではFWカルロス・バッカのパートナーをFWマリオ・バロテッリが務め、後半途中からMFジェレミー・メネズが出場したが、ともに精彩を欠いた。指揮官もコンディションが良くないと認めている。MFケビン・プリンス・ボアテングも同様だ。バッカ自身も公式戦4試合で得点がない。

 『メディアセット』は、FWルイス・アドリアーノが練習でフルメニューをこなし、スタメン復帰に意気込んでいると報じた。これまでどおりの4-4-2で、L・アドリアーノがバッカとコンビを組む可能性もあるようだ。だが、1月に中国移籍が破談になって以降、存在感が薄まっているL・アドリアーノは、今週になってチームに戻ったばかりだ。

 そこで、ミハイロビッチ監督は4-3-3も練習で試したという。MFリッカルド・モントリーボはまだ復帰できないため、MFアンドレア・ポーリを中盤に置き、本田とMFジャコモ・ボナベントゥーラを両ウィングにする4-3-3でサッスオーロ戦に臨むというのだ。

 ミハイロビッチ監督は今季、すでに6試合で4-3-3を採用している。このとき、指揮官はMFアレッシオ・チェルチ(現ジェノア)を起用し、本田はベンチに座ることとなった。毎試合、終盤の数分間だけ起用されていた背番号10の姿は、日本のファンの記憶に新しい。

 ニアンの復帰やチェルチの不振から、ミハイロビッチ監督は結局4-3-3を断念し、昨年末から4-4-2へと移行。その後、公式戦で14戦1敗と復調を遂げていた。だが、サッスオーロ戦の黒星とニアンの離脱で、ミハイロビッチ監督は再びフォーメーション変更へと踏み切るのだろうか。

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