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「ミランの重みを分かっているのか?」 重鎮が不甲斐ないチームに怒り

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 チームの重鎮が檄を飛ばした。ミランのDFイニャツィオ・アバーテとGKクリスティアン・アッビアーティが、スコアレスドローに終わった13日のキエーボ戦でのパフォーマンスを批判している。

 ミランは前半、キエーボに押されてチャンスをつくることができなかった。後半は押し込んだが、アバーテやMFアンドレア・ベルトラッチのシュートがゴールマウスに嫌われたこともあって得点できず。2試合連続で勝ち点を落としている。

 アバーテは試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』で次のように述べた。

「僕らにとって良い日じゃなかった。それは明らかだ。スタートは悪かった。後半は僕らがより多くをやって攻めたけど、足りなかったよ。ここが簡単な場所じゃないのは確かだけど、僕らの手に負えないわけじゃない。そこでまた勝ち点を落としてしまった」

「適切な闘志や野心を出していかなければ、僕は毎年、シーズンのこの時期に同じ話をすることになる。残りは9試合とコッパ・イタリアの決勝だ。僕らはもっと闘志を出さなければいけない。このチームがこういうプレーをしてはいけないんだ。今からリーグ戦が終わるまで、僕らはすべてを出し切らなければいけない」

 負傷したGKジャンルイジ・ドンナルンマとの交代で出場した38歳のアッビアーティも、『メディアセット』で次のように述べている。

「アバーテが姿勢を批判した? そうだ。今日もサッスオーロも間違っていた。この2か月はミランらしくプレーし、結果を出したが、すべてを解決したわけではなかった。今日の出だし30分間には言葉がない。頑張っていないわけじゃなく、姿勢を間違えているんだ。もっと飢えが必要だった。後半はそれがあり、まずまずだったんだ」

「個人について言いたくはないが、チームメートが叱責されたときに、実際には建設的なことなのに、それを破たんみたいにとらえて返してくるのは腹が立つ。僕らはみな、勝つために戦わなければいけない。11人のうち、1人でも勝利への姿勢がなければ、結果は手に入らないからだ。この2試合ではそれがなかった」

 アッビアーティは、シュートがゴールマウスに嫌われなければ試合に勝っていたかもしれないとしつつ、次のように苦言を続けている。

「運は自分たちで引き寄せなければいけないものだ。サッスオーロ戦や今日の最初の30分で姿勢を間違えたことは変わらない」

 最後に、アッビアーティはミランのユニフォームの重みを感じ、終盤戦に臨まなければならないと強調した。

「コッパ・イタリアで決勝に進んだけど、リーグ戦は終わっていない。僕らはミランなんだ。6位で満足してはいけない。前のチームに追いつくことを目標にしなければいけない。残り9試合あるんだ。コッパ・イタリア決勝はそれからだよ」

「気を抜いてはいけない。すべての試合で継続性が必要だ。僕らが着ているユニフォームは、非常に重要で、非常に重いものなのだから」
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