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バイエルンCEO、引き抜きを除外しないシティ幹部の発言に不快感 「主導権を握っているのは我々だ!」

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 やはりジョゼップ・グアルディオラ監督は、バイエルンからマンチェスター・シティに選手を連れて行くつもりなのだろうか。シティのチキ・ベギリスタインFD(フットボールディレクター)の発言に、バイエルン幹部が苛立ちをあらわにした。

 来季からシティを率いることになるグアルディオラ監督が、2週間ほど前にオランダでベギリスタインFDと会談したことは周知の事実だ。以前、バイエルンから選手を新天地に連れて行かないと断言していた同監督は、そのミーティングについて問われた際、「初日から最後の日まで、自分のエネルギーの100%をバイエルンにささげる」と誓っていた。

 だが、ベギリスタインFDはシティが選手を獲得することを除外していない。ドイツ『スカイ』に対して18日、このように述べていた。

「何も約束はできない。我々の目標は強力なチームをつくることだからね。バイエルンだって同じことを試みているだろう。我々は数か月前から新しいチームに向けて仕事をしている。誰が加わるのか、様子を見よう」

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOは、この発言に不快感を覚えた様子。『ビルト』を通じて、次のように返している。

「マンチェスター・シティの同業者のあの発言は、多少不思議に思うんだがね。契約は契約であり、それらはシティも尊重しなければいけない」

 バイエルンは先日、グアルディオラ監督が高く評価するDFダビド・アラバとの2021年までの契約延長を発表している。ルンメニゲCEOは、同選手との新契約を引き合いに出し、バイエルンは主力選手たちの売却を強いられるようなクラブではないと強調した。

「主導権を握っているのはバイエルンだ。それが我々の目的であり、ダビドに関してはそれを遂げた。何が起きるのかを決めるのはバイエルンであって、『空想オファー』を出すどこかのイングランドのクラブなんかではない」

 シティはグアルディオラ監督の望む補強を実現させるためにも、あまりバイエルンを刺激しない方が良いかもしれない。

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