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監督もCEOも? ミラン会長は大改革を検討か

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 再びチャンピオンズリーグ(CL)出場権を得られない可能性が高くなっているミランは、シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長が来季に向けて大改革を検討しているのかもしれない。

 ベルルスコーニ氏は以前からシニシャ・ミハイロビッチ監督の戦術に不満を抱いていると報じられてきた。20日のラツィオ戦でも、試合前のインタビューで指揮官に疑問符をつけている。

 ラツィオ戦後、ミハイロビッチ監督は「私とクラブが合意すれば続けるし、そうじゃなければ関係は終わる。その場合、ミランは別の監督を見つけるし、私は別のチームを見つける」と、今季限りでミランを去る可能性があることもほのめかした。

 ベルルスコーニ名誉会長は21日も、イタリアメディアで「監督のことはシーズン後に決める。だが、私はミランのプレーに落胆しており、状況が変わることを望んでいる」と、ミハイロビッチ監督に苦言を呈している。

 一方で、ベルルスコーニ名誉会長は長年にわって右腕を務めてきたアドリアーノ・ガッリアーニCEOにも見切りをつけるのかもしれない。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が、ローマ退団が決まったワルテル・サバティーニSD(スポーツディレクター)への関心を報じている。

 サバティーニ氏は先日、今季限りでローマを去ると明かしている。ベルルスコーニ名誉会長が同氏を招へいする場合、ガッリアーニCEOの権限は低下することは避けられないだろう。同CEOとの対立が報じられてきたベルルスコーニ名誉会長の娘、バルバラ・ベルルスコーニCEOにとっては朗報かもしれない。

 さまざまな報道が出回るのは、ミランの成績が安定していないからだ。セリエAで6位と苦しんでいるミランだが、コッパ・イタリアでは決勝に駒を進めている。王者ユベントスとのファイナルを制し、タイトルを獲得した場合は、また風向きが変わってくるのだろうか。

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