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2位トッテナム、ケイン弾で追いつくもリバプールと痛み分け…レスターに圧力かけられず

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[4.2 プレミアリーグ第32節 リバプール1-1トッテナム]

 プレミアリーグは2日に第32節を行い、アンフィールドではリバプールトッテナムが対戦した。後半6分にMFコウチーニョのゴールでリバプールが先制したが、トッテナムが18分にFWハリー・ケインが同点ゴールを決め、1-1で引き分けた。

 7日にドルトムントとのヨーロッパリーグ(EL)準々決勝を控えているリバプール。負傷のFWロベルト・フィルミーノは間に合わなかったが、現状のベストメンバーをピッチに送り込んだ。対する2位トッテナムは、MFエリク・ラメラがベンチ外。FWソン・フンミンが先発起用され、ケインやMFデレ・アリら代表勢も先発に名を連ねた。

 トッテナムは前半9分、右サイドのDFカイル・ウォーカーとソン・フンミンのパス交換から、最後はPA内中央のMFクリスティアン・エリクセンが左足シュートを放つが、これはGKシモン・ミニョレに防がれる。リバプールも36分に決定機。敵陣でボールを奪ってコウチーニョがスルーパスを送り、これに反応したFWダニエル・スターリッジが抜け出して左足シュートもGKウーゴ・ロリスのブロックに阻まれた。

 前半は互いに前からプレスを掛け合うアグレッシブな試合となったが、後半立ち上がりに均衡が破れる。後半6分、コウチーニョがPA手前のスターリッジにボールを預けて、MFアダム・ララーナが相手を引きつけて空いた中央のスペースに走り込み、リターンパスを丁寧に右足でゴール右隅に流し込み、スコアを1-0とした。12分にも左サイドからコウチーニョが上げたクロスをスターリッジがヘッドもわずかに枠を外れ、リードを広げることができなかった。

 すると、トッテナムが反撃に出る。後半13分、右サイドから斜めにゴール前に走り込んだソン・フンミンにエリクセンのロングパスが通り、右足ダイレクトボレーもゴール左に外れる。それでも18分、左に展開されたボールをエリクセンがゴールライン際から中央に折り返す。これをPA内左で受けたケインがDFを背負いながら反転シュートをゴール右隅に突き刺し、1-1と同点に追いつく。

 試合が振り出しに戻ってからも試合は拮抗した展開が続く。リバプールはトップ4入りの生き残りをかけて、トッテナムは首位レスター・シティとの勝ち点差を縮めるため、お互いに死力を尽くした好ゲームとなったが、スコアは動かず1-1でタイムアップ。トッテナムはレスターとの勝ち点差を1縮めるにとどまった。

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