ジョゼップ・グアルディオラ監督より半年早くバイエルンからプレミアリーグに渡ったサンダーランドDFヤン・キルヒホフは、次期マンチェスター・シティ指揮官の成功を確信している。「プレミアリーグをまったく違う姿に変えるだろう」と予想した。

　25歳のキルヒホフは、今年1月にバイエルンからサンダーランドへ移籍した。現在とは異なり、キルヒホフはグアルディオラ監督率いるバイエルンでほとんど出番がなかったが、それでも指揮官の手腕に疑いはないという。

　イギリス『ガーディアン』で、キルヒホフがグアルディオラ監督について次のように語っている。

「ペップ・グアルディオラはプレミアリーグを制し、このリーグをこれまで見たことがないようなまったく別の姿に変えるだろう。確信しているよ。彼はマンチェスター・シティを過去最高のチームの一つに仕上げ、問題なくリーグタイトルを獲得する」

　グアルディオラ監督のシティ行きは、イングランド代表にも大きな影響を及ぼすと予想した。

「5年前のドイツの状況に似ているかもしれないね。当時からドイツの若いタレントがたくさん(ドイツ国内の)トップクラブへと向かった。それらのクラブには、優れた監督がいたんだ。ドルトムントにはユルゲン・クロップがいて、バイエルンにはペップがいた。それで代表が爆発的に進化したと思うよ」

「(ドイツが)ワールドカップで優勝できたのは、代表の監督がものすごかったからではなく、グアルディオラやクロップのおかげだったと思うんだ。才能を持つ選手たちがクラブの監督から教わったサッカーの知識を代表に持ち込んだからだよ」

　キルヒホフは、マインツ時代にクロップ現リバプール監督の指導を受けた。グアルディオラ監督とは「パーソナリティーもプレースタイルもまったく違う」と語る同選手だが、「2人ともイングランドのサッカーにとって非常に良い」と感じている。

　グアルディオラ監督は、プレミアリーグをどう変えていくのだろうか。

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