パリSGに所属するFWズラタン・イブラヒモビッチが、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍に意欲を見せているという。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えたものだが、実現のためには一つだけ条件があるようだ。

　パリSGとの契約が今季限りで切れるイブラヒモビッチは、プレミアリーグのクラブだけでなく、中国のクラブも獲得に興味を示していると噂され、去就が注目の的だ。本人は3月に、プレミアリーグのクラブから興味を持たれていることを認めている。

　『スカイ・スポーツ』によれば、イブラヒモビッチはユナイテッド加入に興味を持っており、あと2年間はトップレベルのプレーを見せられる自信も持っているようだ。だがそのためには、現在のルイス・ファン・ハール監督が退任することが条件になるという。

　かつてイブラヒモビッチは自伝の中で、アヤックスのテクニカルディレクター時代にファン・ハール監督との関係が良いものではなかったことを明かしており、依然として印象は良くないようだ。また、今季のユナイテッドはプレミアリーグで39得点と、降格圏内の18位サンダーランドの36得点と大差ない数字しか残しておらず、そうしたプレースタイルも気に入らないとみられる。

　ユナイテッドは、イブラヒモビッチとインテルでともに戦った、ジョゼ・モウリーニョ氏の来季監督就任が噂されており、これが去就に影響を及ぼす可能性もある。来季からアップトン・パークを離れ、オリンピックスタジアムを本拠地とするウエスト・ハムも、新スタジアムの目玉として獲得を狙っていると報じられており、シーズン末に向けて、さらに動向が注目を集めそうだ。

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