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香川が得点したルールダービー、「ドルトムントはBチーム」でシャルケOBは不満

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 10日に行われたシャルケドルトムントのルールダービーは、2-2の引き分けに終わった。ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督が選択した先発メンバーは、大きな議論を呼んでいる。かつてシャルケを率いたルール地方出身のペーター・ノイルーラー氏は、ドルトムント指揮官を激しく非難した。

 今回のルールダービーは、ドルトムントにとって難しいタイミングでやってきた。ヨーロッパリーグ準々決勝リバプール戦のファーストレグとセカンドレグの間ということで、トゥヘル監督は大幅にメンバーを入れ替えている。

 首位バイエルンがこれから勝ち点を取りこぼさないと想定するなら、トゥヘル監督の采配に理解を示す人もいる。だが、これは伝統のダービーマッチ。その価値を大事にする人からすれば、ドルトムント指揮官の選んだ先発メンバーに不満があっても仕方ない。

 ドイツ『シュポルト1』で解説を務めるノイルーラー氏が、このように語った。

「まったく理解できない。ダービーだったんだ。ダービーはルール地方で本当に特別なんだよ。それぞれの順位は関係ない。ドルトムントの攻撃陣はBチームだった。ショックを受けたよ。まったく納得できない」

 ただし、シャルケはドルトムントの“Bチームの攻撃陣”であるMF香川真司にゴールを許すなどして、苦戦を強いられた。ノイルーラー氏は、「それでもドルトムントが前半を圧倒していた」と認め、それが「悲しかった」とも述べている。

 ダービーのドローで、ドルトムントがブンデスリーガを制する可能性はさらに低くなった。トゥヘル監督の判断が正解だったと認めさせるには、リヴァプール戦で結果を残すしかなさそうだ。

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