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首位レスター、ピンチ!?退場のエースが主審への暴言で追加処分の可能性も…

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 首位を走るレスター・シティの“エース”が次節だけでなく、さらに出場停止が延長される可能性が浮上した。英『ガーディアン』が報じている。

 レスターは17日、プレミアリーグ第34節でウエスト・ハムをホームに迎えた。前半18分にMFエンゴロ・カンテのスルーパスからFWジェイミー・バーディが左足シュートをゴール右隅に叩き込み、先制点。このままレスターが追加点を挙げるかと思われたが、後半12分にバーディのシミュレーションを取られ、この日2枚目の警告を受けてバーディは退場となってしまった。

 10人となったレスターはその後、ウエスト・ハムの猛攻を受けることとなる。迎えた後半38分、DFウェズ・モーガンが相手をPA内で倒してしまい、PKを献上。これを前節ハットトリックのFWアンディ・キャロルに決められ、同点とされると、同40分にはDFアーロン・クレスウェルのゴラッソで逆転を許した。それでも諦めなかったレスターはアディショナルタイム4分、MFジェフ・シュルップがキャロルにPA内で倒され、PKを獲得。これをFW岡崎慎司と代わって入ったFWレオナルド・ウジョアが冷静に決め、土壇場で2-2の引き分けに持ち込んだ。

 試合後、クラウディオ・ラニエリ監督は「2点目を許したとき、選手たちはドローに持ち込もうとし、その通りになった。驚くべきことだ。今シーズン、私たちには不可能という文字はないということを証明してきた。逃げも隠れもしない。この勝ち点はただの勝ち点1よりも重要なものだ」と、引き分けに終わったものの選手たちのパフォーマンスに満足感を示した。

 しかし、喜んでばかりはいられない。同紙によると、バーディは2枚目のイエローカードを提示された際に、主審に暴言を吐いたとのこと。これによりバーディは次節のスウォンジー戦だけでなく、さらに出場停止処分が伸びる可能性があるようだ。現在、2位トッテナムと暫定で勝ち点差8となっているが、今季22得点を挙げているバーディの1試合以上の出場停止となれば、レスターにとってかなりの痛手となる。

「彼はダイブなどするような選手ではない。常に態度が良い選手なんだ。彼はとても素早い。スピードに乗っている状態で接触すれば、たとえ少しであっても…」とラニエリ監督はエースを擁護するが――。バーディに追加処分が科せられることとなってしまうのだろうか。

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