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ファンの85%はミハイロビッチ復帰を希望も、ブロッキは前向き「ポジティブな点もあった」

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 サポーターの心は離れる一方だ。だが、ミランのクリスティアン・ブロッキ監督は、前向きな姿勢を打ち出そうとしているのかもしれない。

 ミランは1日、セリエA第36節でフロジノーネとホームで3-3と引き分けた。アディショナルタイムのPKで追いつき、降格圏相手の2連敗こそ免れたものの、格下相手に不甲斐ない試合が続き、ファンやメディアから酷評されている。

 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、「シニシャ・ミハイロビッチ前監督を呼び戻すべきか?」というアンケートで、ファンの約85%が「イエス」と回答したことを報じている。

 それでも、ブロッキ監督はポジティブな点を強調した。イタリアメディアがコメントを伝えている。

「相手の最初のチャンスで失点して気落ちし、しばらく苦しんだ。それから反撃し、多くのチャンスをつくったよ。フロジノーネ相手にホームで3失点は、ミランにふさわしくない。もちろん、良くない結果だ。だが、我々がバラバラだったと言うのは間違えている」

「今日はカルピ戦やベローナ戦と違い、20回以上もチャンスをつくった。ゴールマウスに嫌われたシュートや、PKを決められなかったということもある。だから、落胆はしていない。3失点したが、今日もポジティブなところは目にした」

 ミハイロビッチ氏の4-4-2で安定していたミランは、ブロッキ監督の就任で4-3-1-2にシステムを戻したが、結果が出ていない。だが、指揮官はシステムについてこうも述べている。

「ミランは4-4-2で安定していた? 私は変更しようとしているが、いずれにしても今はそのフォーメーションが使えない。(ジャコモ・)ボナベントゥーラが2週間前から起用できず、(ユライ・)クツカはサイドに適していないからだ。私はチームの特長を基に検討しなければいけない。そして、この選手たちで4-4-2は使えないんだ」

 来季の続投はないという見方が強まっているブロッキ監督だが、今季の残り試合に集中していると強調した。

「今後のことは考えていない。私は自分にできるすべてを出さなければいけないんだ。そして最大限の情熱でそれをやっている」


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