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レスターの快進撃に驚きを隠せないラニエリ「誰かが私に魔法をかけたに違いない」

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[5.7 プレミアリーグ第37節 レスター・シティ3-1エバートン]

 プレミアリーグは7日に第37節を行った。FW岡崎慎司が所属するレスター・シティはホームでエバートンと対戦し、3-1で勝利。今季ホーム最終戦を白星で飾り、優勝セレモニーに花を添えた。試合後のクラウディオ・ラニエリ監督のコメントを『デイリー・メール』など英メディアが伝えている。

 驚きのシーズンとなった。昨季プレミアリーグに復帰したレスターは残り9試合の時点で最下位と降格の危機に瀕していたが、7勝1分1敗と驚異的なラストスパートで奇跡の残留を果たした。その勢いは指揮官がラニエリ監督に代わった今季も継続され、2試合を残してクラブ史上初のプレミアリーグ優勝を決めた。

 この日、出場停止明けのFWジェイミー・バーディが2得点、MFアンディー・キングがゴールを決め、3-1で快勝。試合後には優勝セレモニーが行われ、ラニエリ監督らが優勝カップを掲げ、サポーターと喜びを分かち合った。64歳の名将は過去にセリエB優勝やバレンシアでカップ戦の優勝は経験したが、トップリーグでのリーグタイトルは初となった。

「こんな最高の気分になれるなんて想像してなかったよ。誰かがこのようなことが起きるように私に魔法をかけたに違いない。ファンはシーズンを通じて後押しをしてくれたし、トロフィーを掲げるなんて驚きの瞬間だった。すごくハッピーだよ」

 そう喜びを語ったラニエリ監督は今季、チームの勝利が続いても慎重な姿勢を崩さず、目の前の試合を確実に乗り越えてきた。今季最終節は敵地で昨季王者のチェルシーと対戦する。「今考えられるのは次の試合のことだけだ。その後はビーチにでも行って充電するよ。来季も同じ野心と謙虚さをもって臨む。来季は全く違うシーズンになるが、人々は夢を見てるし、夢を見続けるんだ」と目を細めた。

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