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フンメルスの移籍金は約43億円、ドルトムント獲得時の8倍以上に

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 来季からバイエルンに移籍することで合意したドルトムントのドイツ代表DFマッツ・フンメルス(27)について、ドイツ誌『キッカー』は移籍金が3500万ユーロ(約43億円)だったと報じている。

 もともとフンメルスとドルトムントの契約は来夏までとなっており、契約が残り1年となった選手の移籍金としてはブンデスリーガ史上最も高額だという。

 ドルトムントのハンス・ヨアヒム・バツケCEOはフンメルスとの交渉に関し、「非常に多くの、そしてオープンな対話があった」と語っており、移籍の背景には「強い家族の理由」があったとしている。

『キッカー』によると、約43億円という移籍金はドルトムント側が要求した金額で、これをバイエルンが受け入れたことで移籍が実現した。もしもバイエルンがこの条件に応じなければ、フンメルスはドルトムントとの契約を延長するつもりだったと、同誌は伝えている。

 バイエルン下部組織出身のフンメルスは06年12月にプロ契約を締結したが、トップチームでの出場はわずか1試合のまま08年1月にドルトムントへレンタル移籍した。当時19歳だったが、すぐにレギュラーに定着。09年2月に完全移籍を果たすと、翌10-11シーズンからリーグ連覇に大きく貢献し、昨季からはキャプテンも務めていた。

 なお、09年の完全移籍時、ドルトムントがバイエルンに支払った移籍金はわずか420万ユーロ(現在のレートで約5億2000万円)だったとみられており、この7年余りでその“価値”は8倍以上になった。

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