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スペインで磨かれる2人の原石 ハリロビッチとアセンシオの将来は?

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 期待を寄せられる2人の若者は、一体来季をどこで迎えるのだろうか。バルセロナMFアレン・ハリロビッチとレアル・マドリーMFマルコ・アセンシオをめぐり、スペイン国内外のクラブが争奪戦を繰り広げることになるかもしれない。

 2014年夏に17歳の若さでバルセロナに入団したハリロビッチは、Bチームで1年間を過ごした後、この夏リーガ・エスパニョーラ1部のスポルティング・ヒホンへレンタル放出された。今季はリーガ36試合出場で3得点3アシストを記録している。

 バルセロナは2019年まで契約を結ぶハリロビッチをもう1年他クラブに放出して試合経験を積ませる意向とされる。そのハリロビッチに関心を示すクラブが2つある。ひとつは、今季レンタル先となったスポルティング。そしてもうひとつは、ロベルト・フェルナンデスSD(スポーツディレクター)と旧知の仲であるヘスス・ガルシア・ピタルチSDのいるバレンシアだ。

 だがスポルティングがハリロビッチの1年レンタル延長を望んでいるのに対して、バレンシアは同選手の完全移籍を希望しているという。バルセロナに買い戻しのオプションを付け、500万ユーロを支払って3年契約でクロアチア人MFを確保する思惑だ。現時点でハリロビッチの獲得に迫っているのは、バレンシアだと見られている。

 一方、昨年夏にマジョルカからマドリーに移籍したアセンシオは、今季エスパニョールにレンタル加入。37試合に出場し、4得点12アシストを記録した。アセンシオに対しては、エスパニョールが1年のレンタル延長を熱望している。

 しかしながら、選手はマドリーに復帰することを優先したいようだ。「まだ何も決まっていない。マドリーに戻るというのが、僕の意思だ。すべての可能性を検討する。(移籍なら)エスパニョールが第一候補  分からない。決断する時に見てみよう」と率直な思いを明かしている。

 マドリーは、20歳MFをプレシーズンに帯同させる考えだといわれている。そこでジネディーヌ・ジダン監督の評価を見て、残留か放出かを判断するとみられる。

 ハリロビッチとアセンシオは、今季のリーガで確かな足跡を残した。将来有望な2選手は、再び新天地を求めることになるのか。今後の動きから目が離せなくなりそうだ。

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