beacon

ドルトムント、ムヒタリアンのユナイテッド行きが今週中に決定? 契約残り1年の選手が移籍金45億円で移籍か

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ドルトムントMFヘンリク・ムヒタリアンマンチェスター・ユナイテッド移籍が間近に迫っているのかもしれない。ハンス・ヨアヒム・バツケCEOは、チームがプレシーズンを開始する来月4日までに状況をあらためて「見定める」と話している。

 ドルトムントとは2017年まで契約を結ぶムヒタリアンだが、ミーノ・ライオラ代理人は選手側の希望として、ドルトムントにユナイテッド移籍を要求。ドイツ『キッカー』によると、一時はDFマッツ・フンメルス、MFイルカイ・ギュンドアンに続くこの夏3人目の主力放出を拒否していたドルトムント首脳陣だが、今週中にムヒタリアンをどう扱うか、最終的な決断を下すという。

 バツケCEOは「我々は今週にも状況を見定める予定だ。それはすべてを明確にすることを意味する」と説明。「プレシーズン開始前に、可能な限り人事面を解決することを望んでいる」と、来月4日を目処にムヒタリアンに関する決断を下すことも示唆している。

 ユナイテッドがムヒタリアン獲得に向けて提示している移籍金は、3600万ユーロ(約40億8000万円)と報じられてきた。だが『キッカー』の見解では、ドルトムントが同選手の移籍を認めるのは4000万ユーロ(約45億4000万円)からだという。ユナイテッドがその要求に応じる場合、契約が残り1年となっている選手においては、ブンデスリーガ史上最高額の移籍となる。

「ミヒャエル・ツォルク(スポーツディレクター)やトーマス・トゥヘル(監督)だけではなく、クラブの各委員会とも話さなければいけない」とバツケCEO。ムヒタリアン放出は「難しい決断になる」ことを強調しながら、4000万ユーロといった額での売却には、首を縦に振らざるを得ないことも認めている。

「どんな移籍にも3つの展望が存在する。経済的なもの、戦略的なもの、そしてスポーツ的なものだ。経済的な展望が圧倒的な場合、決断が当初とは異なることだってあり得る」

 ボルフスブルクFWアンドレ・シュールレとの接触が伝えられてきたドルトムントだが、レバークーゼンのルディ・フェラーSD(スポーツディレクター)によれば、MFカリム・ベララビの獲得オファーも提示しているという。ムヒタリアンの代役探しが本格化していることも、ドルトムントが同選手の放出に傾いていることを物語っているのかもしれない。

●ブンデスリーガ2016-17特集
●プレミアリーグ2016-17特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP