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ムヒタリアン、移籍へさらに接近 ドルトCEOがマン・Uからのオファー増額を認める

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移籍金は4000万ユーロを突破か

 ドルトムントMFヘンリク・ムヒタリアンのマンチェスター・ユナイテッド移籍に向けた動きが加速しているようだ。ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、ユナイテッドが「オファーを大きく改善してきた」と認めている。

 ムヒタリアンはDFマッツ・フンメルスやMFイルカイ・ギュンドアンと同様、ドルトムントと2017年までの契約を締結していた。だが、ほかの2人に続いてアルメニア代表MFもこの夏にドルトムントを去ることになりそうだ。

 クラブ首脳陣は当初、この主力選手3人が全員退団する可能性はないと強調していたが、数日前からその姿勢にも変化が見られる。バツケCEOは27日の『キッカー』に、「経済的な展望が圧倒的な場合、決断が当初とは異なるものになることもあり得る」と話していた。

 さらに地元メディア『WAZ』の取材にも応じた同CEOは、ムヒタリアンについて次のようなコメントを残している。

「今の状況は以前とは異なっている。マンチェスター・ユナイテッドはオファーを大きく改善してきた。このような決断を下す場合、様々な局面を考慮しなければいけない」

「この件に関してはいつか結論を出さなければいけない。週末にそうすることになるだろう。我々は月曜日(7月4日)にはプレシーズンを開始するからね」

 なお『WAZ』の情報によれば、ユナイテッドが提示した移籍金は4000万ユーロ(約45億円)を大きく超える額だという。この条件で取引が成立すれば、契約が残り1年となっている選手としてはブンデスリーガ史上最高額での移籍となる。また、ドルトムントはクラブ史上最高額の移籍金を得ることになる。

 ドルトムントは来季に向けてすでに6人の新戦力を獲得しているが、ムヒタリアンが退団した場合にはその代役の補強に動き出す模様だ。バツケCEOは「再び移籍市場で活動することになるだろう」と示唆している。

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