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昨季からの再起を図るアザール「1歩1歩確実に急ぐことなく」

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 チェルシーのMFエデン・アザールが現在参加しているアメリカツアーについて語った。クラブ公式サイトが伝えている。

 アメリカツアー中のチェルシーは7月30日、インターナショナル・チャンピオンズ杯(IC杯)でレアル・マドリー(スペイン)と対戦。ベンチスタートのアザールは後半20分に投入されると、0-3で迎えた同35分に後方からのフィードに抜け出し、相手GKをかわして追撃のゴールを決める。同アディショナルタイム2分にはスルーパスに反応したアザールが再び相手GKを抜き去り、2点目を奪取。チェルシーは2-3で敗れたが、アザールは後半途中の出場から2ゴールを挙げる活躍を見せた。

 試合を振り返り、「2得点はもちろん、ピッチにまた立てて嬉しいよ。でも勝つには足りなかったね」と話したアザール。また、ミシガン・スタジアムで行われたこの一戦はクラブ記録となる105826人の大観衆の前でのゲームだったようで「スタジアムは満席で、あんな多くの人たちの前でプレーするなんてすごい雰囲気だったよ。僕はファンのためにフットボールをプレーするんだ。ファンのために最高のプレーをしたい。彼らがいなければ何の意味もないんだ」と満足感を口にした。

 アザールは2014-15シーズンにチェルシーの5年ぶりとなるプレミアリーグ制覇に貢献。リーグ戦38試合に出場して14得点を挙げる活躍を見せ、年間最優秀選手賞など個人3冠に輝いた。しかし、翌2015-16シーズンは負傷などの影響もあり、出場数は31試合ながら4得点と奮わず。チームも10位と不完全燃焼に終わっていた。

「3日のミラン戦ではスタメン出場したいね。でも目標はあくまでウエスト・ハムとの開幕戦だ。1歩1歩確実に、急ぐことなく準備したい。もう怪我はごめんだからね」。再起を図るエースはプレミアリーグ開幕に向けて着々と準備を進める。

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