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裏切り者と扱われたF・トーレス、リバプールを離れた当時の心境を振り返る「僕は勝ちたかった」

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 アトレティコ・マドリーのFWフェルナンド・トーレスが、2011年当時、イングランドの移籍金最高額の5000万ポンドでリバプールからチェルシーに移籍した当時の心境を明かした。

 トーレスはリバプールから裏切り者と扱われるようになったことでこの件について口を閉ざすようになり、さらにチェルシーで結果を出せなかったことで、その後、トーレスの口から当時の詳細が語られることはなかった。

 しかし今回、新しく発売される、『Ring of Fire: Liverpool FC into the 21st Century』という本の中で、最高業務責任者のクリスティアン・パースロー氏と2010年夏に何を話したのか、そしてその後、ディレクターのダミアン・コモリ氏とどのような話し合いをしたのかを明らかにしている。『リバプール・エコー』が内容を伝えた。

「コモリは僕に、新しいオーナーが、どのようにお金を使うつもりなのか伝えてきた。彼らは若い選手を獲得したがっているようだった。チームを新しくつくるためにね。僕は、それには時間がかかると考えていた。2年か3年、4年、あるいは10年かかるプロジェクトになるだろうと」

「でも僕はそんなに待つことはできなかった。当時、すでに27歳だったんだ。待っている時間なんてとてもじゃないけどなかった。僕は勝ちたかった。実際、あれから5年経った今でも、彼らはいまだにチームづくりをしている。僕がチームを去ったときと同じような順位にとどまり続けているんだ」

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