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3部クラブを圧倒できなかったEFL杯を振り返るキャリック「だらしないプレーをしたツケだ」

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MFマイケル・キャリックがEFL杯3回戦を振り返った

 マンチェスター・ユナイテッドは21日、EFL杯(イングランドリーグ杯)3回戦でノーサンプトン・タウン(3部相当)を3-1で下し、4回戦進出を決めた。この試合で今季の公式戦初出場を果たし、約8か月ぶりのゴールも挙げたMFマイケル・キャリックのコメントをクラブ公式サイトが伝えている。

 公式戦3連敗中のユナイテッドは前半16分、PA外のこぼれ球をキャリックが蹴り込み、先制に成功。キャリックは自身約8か月ぶりのゴールを「あまり点を取る機会もないし、最近は決めていなかったからね。だから嬉しかったよ」と振り返ったが、ユナイテッドは前半の終盤にPKを献上して同点に追いつかれ、1-1で折り返した。

 優勢に進めながら1ゴールにとどまり、さらに同点弾も許したことで、ドレッシングルーム内の空気は重かったようだ。キャリックは「(みんな)フラストレーションが溜まっていた」とハーフタイム中の雰囲気を明かし、「些細なことだけれど、もっとやれていたことはあった。だらしないプレーをしたツケだよ。自分たちで厳しい状況を作ってしまったんだ」と責任は自チームにあったと説明した。

 それでもユナイテッドは後半に2点を重ね、3部クラブを振り切った。キャリックは流れを変えることができた要因として、後半23分に勝ち越し弾を奪ったMFアンデル・エレーラの存在を挙げている。

「個人のパフォーマンスで流れが変わった。アンデルが右足で決めたゴールは素晴らしかったし、あのゴールで2-1と勝ち越せた。彼のプレーで良い状況に変わって、試合を決められた」

 エレーラの鮮やかなミドルで再びリードしたユナイテッドは後半30分、FWマーカス・ラッシュフォードのゴールで突き放し、3-1で勝利。フル出場で貢献したキャリックは「先週は悪い結果が続いてしまった。でも、これでシーズンが終わるわけではないからね。負けた後、どういう反応を見せるかが重要なんだ。開幕から3試合、4試合までは良いプレーができていたから、また勝ちたいね」と、今後もいいパフォーマンスを続けていきたいと話した。

 ユナイテッドは24日、プレミアリーグ第6節でホームにレスター・シティを迎える。「土曜は大きな試合だし、正しい方向に戻したい。シーズン終盤、魅力的なチームでありたい」。キャリックはEFL杯の勝利を弾みに、リーグ戦3試合ぶりの白星を誓った。

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