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「戦う姿勢が欠如している」選手に不満を募らせるモウリーニョ…チームの「構造改革」を検討か?

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戦えない選手に不満を募らせるジョゼ・モウリーニョ監督

 マンチェスター・ユナイテッドジョゼ・モウリーニョ監督はチームの抜本的は改革を計画しているようだ。特にモウリーニョ監督は、ここ最近のドレッシング・ルームでの光景に不満を感じているようで、試合に臨む準備ができている選手を探すのに苦労しているのかもしれない。

 今シーズンは好スタートを切ったユナイテッドだが、その後失速し、すでに首位に8ポイント差をつけられている。指揮官は選手たちの姿勢に満足していないようだ。英国の国営放送『BBC』の伝えている。

 イングランド代表にも名を連ねるルーク・ショークリス・スモーリングの両DFは、先週末の試合で監督の反感を買ってしまった。モウリーニョ監督はスウォンジー戦に怪我で彼らが欠場したことに対して「戦う姿勢が欠如している」とメディアを通じて公に批判した。

「怪我を恐れず常にプレーすることを望む勇敢な選手と、少しの痛みでプレーを避けようとする選手の間には大きな違いがある」

 彼はそう記者陣に語り、選手たちにチームのためなら「なんでもする」姿勢を要求した。モウリーニョ監督は、プレシーズンの段階での計画とコンディション調整を改善の余地があったと感じているようが、それだけでなく、彼はチームのすべての側面を慎重にチェックしていくことを検討している。

 プレシーズンに行った中国ツアーはとても成功に終わったとは言えず、レアル・マドリーやチェルシーを率いてきた経験豊富なモウリーニョ監督を焦らせた。その埋め合わせのために、フィジカルコンディションの改善のためのトレーニングを行ったが、それは一朝一夕に実を結ぶものではない。

 今シーズンのモウリーニョ監督は、チームの失速に伴いネガティブな理由で話題に上ることが多くなってしまっている。先日のバーンリー戦では、主審マーク・クラッテンバーグと口論になり、先週末のスウォンジー戦をスタンドから観戦することを余儀なくされた。

 だが、ユナイテッドにも変化の兆しはある。半ば戦力外のような扱いを受けてきたドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーがついに呼び戻され、今夏ドルトムントから加入したものの、あまり出場機会を得られていなかったMFヘンリク・ムヒタリアンは調子を上げてきている。モウリーニョ監督は彼らの起用も含め、今後大きく舵を切る可能性があるかもしれない。

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