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『マルカ』、メッシ退団の可能性が事実であることを強調「バルサがそう認めてしまっている」

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バルセロナ退団が報じられたリオネル・メッシ

 FWリオネル・メッシバルセロナ退団の可能性があることを大々的に報じたスペインのスポーツ新聞『マルカ』は、その報道が事実であることを強調している。

『マルカ』は14日付の1面で、メッシが今年7月の段階で契約延長に否定的な考えをバルセロナに伝え、去就について熟考していることを報じた。これに対して『スポルト』や『ムンド・デポルティボ』など、バルセロナ寄りで知られるカタルーニャのスポーツ新聞は、同クラブがこの報道に対して憤りを感じていることを報道。『スポルト』が“コンフィデンシャル”と銘打って掲載した記事では、バルセロナが今回の『マルカ』の報道を「同紙が主催した昨季リーガ授賞式に、バルサの人間が出席しなかった復讐」と捉えていることを伝えた。

 これに対して『マルカ』は、『スポルト』が掲載したこの“コンフィデンシャル”の記事こそが、先の報道を認めるものになっていると主張した。『スポルト』の同記事には「クラブは状況を沈静化させることを試みており、またレオ・メッシの望むように契約を延長しようと、同選手の説得に傾注していることを認めている」と記されているが、『マルカ』はそのメッシの説得に努めているという箇所こそ、自分たちの報じたところとしている。

『マルカ』はメッシ退団の可能性を報じた記事に記された、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長の「今後2か月以内にメッシと話し合うつもりだ。しかし何が起こるかは分からない。いずれにしても、彼には自分が世界最高のクラブに在籍していることを誠意でもって説明したい」とのコメントを再び紹介。そして「(『スポルト』の報道は)我々が報道したことと完全に一致しており、会長のコメントを体現しているもの」であることを強調した。

『マルカ』はまた、バルセロナが「リーガ授賞式に参加しなかった復讐」などとの見解を示すことこそが、「状況を沈静化させる」ため、話題を逸らすための策であると指摘する。「今日において、メッシが契約を延長するか、2018年6月までの契約を維持するのかを知っているのは、本人以外にいない。13年間にわたって過ごしたバルセロナで続けるか、家族とともにイングランドフットボールなどの新たな挑戦に臨むどうかは」と、最初の報道と同じ文章でカタルーニャのスポーツ新聞及び、バルセロナへの反論記事を締めくくっている。

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