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ミラン名物会長が監督に注文「スソをセカンドトップ、ボナベンをトップ下で使え」

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ミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長

 ミランの名物会長がビンチェンツォ・モンテッラ監督に対し、戦術上の要望を伝えた。イタリアメディア『Mediaset Premium』のインタビューで明らかになった。

 日本代表FW本田圭佑が所属するミランは、26日にアウェーでエンポリと対戦し、ドッピエッタ(1試合2得点)を決めたFWジャンルカ・ラパドゥーラの活躍などで4-1と快勝した。

 現オーナーのシルビオ・ベルルスコーニ会長はチームの好調に上機嫌。『Mediaset Premium』のインタビューで意気揚々とチームへの要望も口にした。

「FWスソを見ると(ロベルト・)ドナドーニを思い出す。相手選手を1人2人と抜いてシュートを放つ。素晴らしい能力だ」

 現役時代にミランで活躍し、現在はボローニャの指揮を執るドナドーニ氏の名前を挙げて評価するも、現行システムではスソの能力を十分に引き出せていないと強調。

「今はサイドでプレーすることが多く、クロスを上げることが多いが、セカンドトップにして、彼の素晴らしいシュートを生かすべきだと私は考える。この点については、モンテッラと私でモメている所だよ」

 冗談を交えながらもベルルスコーニ会長は持論を続ける。

「私なら2トップの一角にスソ、トップ下にボナベントゥーラを配置する。この方が最高の成績につながると思う」

 チームのシステム変更をモンテッラ監督に注文した。それでもモンテッラ監督の手腕を高く評価している。

「チームを上手くまとめる力がある。今から判断するのは早いが、これまでは良かったね。この調子なら、チャンピオンズリーグ出場も狙える」

 ミランは来月、中国資本への売却手続きが完了すると見られている。

「30年間で29個目のトロフィーをドーハへ行って掲げたい」

 ドーハで来月23日、イタリア・スーパーカップの決勝ユベントス対ミラン戦が行われる。30年に渡ったミラン・ベルルスコーニ体制の集大成として、最後にスーパーカップのトロフィー獲得を狙っている。


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